新しい事を始めようとする人は「ブリタンのロバ」になりがち。
もくじ
「ブリタンのロバ」とは?
「ブリタンのロバ」を皆さんはご存知ですか?
これは心理学に出てくる喩え話です。
内容は、
空腹のロバが餌を探している場面を想像してください。
その先には道が二つに分かれており、
どちらにも見える先に同等の餌が存在します。
餌までの距離的にも同じ。
条件が同じに等しい状況で、
ロバは迷いに迷った挙句に
どちらの餌を食べる事なく、餓死してしまいます。
「いや、そんな事ありえないだろっ!w」
とツッコミが入りそうなシチュエーションではありますが、
例えば人間にも同様の状態が起こることがあります。
「ブリタンのロバ」は人間でも起こりうる心理状態??
例えば、
ある一人の男性Aさんが、
勤め先の企業で酷いパワハラを受けているとします。
毎日肉体的にも、精神的にもボロボロ。
早くこの会社を辞めなければ、
いずれ死んでしまうかもしれないと感じています。
この時に、
男性は下記のような選択肢を思いつくでしょう。
選択肢a
「転職をする」
選択肢b
「個人で事業を始める」
選択肢c
「実家に帰ってニートになる」
選択肢d
「今の職場で勤め続け、肉体や精神を酷使し続ける」
「ブリタンのロバ」のお話で言うと、
この男性は本来であれば、
最初に【生命の危機を回避しなければいけない状態】なはずです。
しかし、
世の中には選択肢dを選択する人が数多く存在します。
なぜ選択肢4つのうち、
圧倒的に危険度の高い選択肢dを選んでしまうのか?
それは、
残りの3つの大きな「選択の壁」が存在していたからです。
選択肢それぞれにある
リスクを考えてみましょう。
選択肢Aのリスク
・転職先もブラック企業である可能性がある。
選択肢bのリスク
・経験のない起業には、失敗の可能性がある。
選択肢cのリスク
・一度無職になってしまうと、再就職が困難なのでは?と言う恐れ。
他にもリスクは沢山考えられますが、
このようにどの選択肢を選んでも、
絶対にリスクは付き纏います。
つまり、
どれを選んでも失敗する可能性があります。
し・か・し、
これらのリスクは、
選択し失敗してしまったからと言って、
人生が終わってしまう事はありません。
むしろ成功の可能性だってあるんです。
転職に失敗しても転職しなおしたり、起業すれば良い。
起業が失敗してもどこかに就職すれば良い。
ニートになっても頃合いを見て、再就職やバイトをすれば良い。
選択肢dを選択する方が、命を危険に晒した状態を続けて
人生が終わってしまう(体を壊して死ぬ)可能性の方が高いはずです。
(勿論前向きに選択肢dを選んだのであれば構いませんが…)
死んでしまえば、
全て未来への可能性が0になってしまいます。
それでも選択肢dを選んでしまう人は、
選択肢a,b,cを選ぶ「選択の壁」 > 選択肢d「生命の危機」
となってしまうのです。
◆まとめ◆ 選択する勇気
大雑把な例で説明しましたが、
正直これは私も経験した事のある心理状態です。
「選択する」
この行為には、
知識やまわりの助言などがかえって邪魔になることが多いです。
また、
他の要因として、
「家族の為」であったり「自身のプライド」や「自己肯定感」の低さなど、
様々な要因で陥ってしまう心理状態です。
気持ちはよくわかりますが、何をするにもまずは命あっての事。
もしそんな心理状態の方がいたら、
まずは今の環境を変えても何とかなる!と思える心理状態を作ることが大切です。
次回は、副業太郎が実践した
環境変化を恐れない心理状態を作る方法を説明していきますね!
ではまた次回の記事でお会いしましょう!